【PRODUCTION NOTE特別編】

去る11月某日、小学館より好評発売中の「ウルトラマンDNA Vol.2」の特集記事として鈴木清プロデューサー、小中和哉監督、脚本家・長谷川圭一氏による座談会が開かれました、今回雑誌内で語られなかった一部を公開します!

ウルトラマンDNAと合わせて読めば、映画ULTRAMANの世界を更に深く知ることができます!

--今回の作品は、大人の観客もターゲットにした一般映画として製作されたわけですが…。

[image]:鈴木プロデューサー
鈴木プロデューサー
鈴木 僕はね、諸先輩が作ってこられた「ウルトラシリーズ」の歴史を受け継ぎつつ、次の展開も考えて、新しい試みにチャレンジする必要があるとずっと思ってたんです。で、どうせやるなら「ネオ・スタンダード」になり得る作品を作ろうと思い、今回まさにそれを目指したわけです。


--では、実際にそういう作品を作り上げる上で一番気を遣われた点はどこでしょう?

[image]:ULTRAMANへの想いを熱く語り合う3人の様子1
ULTRAMANへの想いを熱く語り合う3人
小中 いろんな意味での「リアリティ」ですかね。ストーリーや造形はもちろん、CGや役者さんの演技まで含めて…。

長谷川 ストーリーで言うと、僕は絶対主人公に「今度ウルトラマンになって怪獣と戦ったら死ぬかもしれない」という意味のセリフを言わせたかったんですよ。そういうリアリティって、これまでのウルトラ作品にはあまりなかったですからね。

小中 その点、主役を別所(哲也)さんにお願いしたのは正解でしたね。彼は、「現実ではあり得ない状況をリアルに演じる」という行為に、すごく熱心に取り組んでくれるタイプの役者さんだった。

鈴木 うん。それに、奥さん役の裕木(奈江)さんもすごくよかった。彼女の演技や存在感が、この映画をよりリアルに見せてるよ。

長谷川 特撮では、CGを使ってある程度芝居ができるようになったのが大きいですよね。

[image]:小中監督
小中監督
小中 技術的な進歩はもちろんだけど、やっぱり板野(一郎)さんの存在でしょ。主に飛行シーンのCGをディレクションしてもらったけど、ただスピーディーというだけじゃなく、板野さんならではのこだわりや演出が詰まってるからね。あれによって、CGのウルトラマンに命が宿ったと思うな。


--今後、ウルトラ映画の方向性はどうなるんでしょう?

[image]:脚本家・長谷川氏
脚本家・長谷川氏
鈴木 せっかく「ネオ・スタンダード」となり得る作品を作ったんですから、今後も映画は、テレビとは別路線でやっていきたいですね。

長谷川 イチローや松井がメジャーに行って活躍したように、『ウルトラマン』も、ハリウッドの『スパイダーマン』や『バットマン』を凌駕する可能性を持った素材だと思うんです。なんたって、日本の一つの文化ですからね。そういう素晴らしい素材に恥じない、誇れる作品を作っていくのが僕らの使命だと思ってます。

小中 次の作品では、今回提示した「ウルトラマン論」とか「ヒーロー論」というものを、さらに掘り下げて描いてみたいですね。


--本日はどうもありがとうございました。

[image]:当日のお品書き
当日のお品書き

【座談会詳細はウルトラマンDNA Vol.2で!】

 

2004年12月16日